どんな明日もきみ次第!

over30ジャニオタ。日常生活ではおくびにも出さず(してないつもり)ジャパニーズエンタメを愛するオタクたのしい系女子がワーホリしに渡豪する。

資金稼ぎにリゾバで仲居さんやってみた話ー初出勤までー

さてさて、今回はお仕事が決まってから実際に就業するまで。

 

前回の記事に書いたとおり、仕事がきまったのが3/2。

 

hanataka74.hatenadiary.jp

 

 

就業はいつからにしましょうか〜

9日に移動して10日から就業でいかがですか?

 

じゃ、それで!

 

そのやり取りは夜だったので実際の準備期間は6日。

 

着物関連の持ち物以外にも寮生活で必要なものも買いました。

なんせ、近くにドラックストアがあるとは書いてたけど田舎のドラックストアがどのくらいの規模か自分のほしいものがあるのかもわかんないし。

 

記載されていた持ち物は以下。

衣類、洗面道具、整髪用具、シャンプー類、爪切り、ハンガー、化粧品、掃除用具、タオル類、メモ帳

 

わたしが買って持って行ったもの。。。

シャンプー、トリートメント、ハンガー、洗濯干すロープ、洗濯ばさみ、流せるポケットティッシュ6袋入り(ティッシュケースだとデカイ)、メモ帳3冊

 

買わずにあったものを持って行ったもの(記載されていたもの以外で)。。。

スリッパ、生理用品、洗濯洗剤、トイレットペーパー1巻き(すぐ買いにいけるかわかんないし)、マグカップ(食器とか箸などのカトラリーや包丁、フライパンなどは気になったけどとりあえず荷物が莫大になるからやめた)

 

準備は土日はさんでネットでたのんだ商品が出発までに届くかヒリヒリしたり、前日になって足袋やシニヨン、草履がいることもわかって(アルファが送ってくれたものに記載はなかったが足袋がいらないなんてことないよね?と思い確認した。)かなりバタバタとなった。

 

あとは寮の部屋になにがあるか細かくはわからない(確認したら教えてくれたのかも知れない)シフトもわからないからいつ必要なものを買いに行けるかもわからない(こちらも確n…)からあれもこれもになってしまった。

最終的にわたしの荷物は中くらいのキャリーケース1つ、そこそこのデカさのスポーツバック?1つ、でかいリュック1つとなった。

 

余談だが、この派遣中にライブに行く予定にしていたのでそこでしか必要じゃないアイテムも最小限にしたけどなかなかにかさ張った(ライブ用の服、うちわ、タオル、双眼鏡、ヘアアイロン

 

足りないものがあればもう、送ってもらおう。

 

 

指定された交通経路で行くと旅館の最寄り駅に到着するのが13時。

そこに迎えがきてくれるらしい。

大きな荷物を3つ抱えていよいよ出発。

 交通費は後から清算なので領収書をしっかりもらう。

 

電車でゆられゆられ最寄り駅についた。

 

 

迎えにきてくれたのは40代くらいのおばちゃん。

一度旅館に行って挨拶してから寮に連れて行ってくれるとのこと。

 事務所に行ってざっとご挨拶してすぐ寮に送っていただいた。

 お部屋についてシーツ類を2セット支給してもらい、明日は14時30分にきてね。

と。

 

現時刻14時前。

 

おお…時間あるな 笑

 

わたしの勤める旅館はたすきシフトなるもので、

お客さまをお迎えする14時45分〜21時30前後(お食事だして片付け・翌朝の準備が終わるまで)と

朝ご飯をお給仕してお見送りして片付け、本日のお客様用のセットをするまでの6時45分〜11時30前後が1セットのシフト。

 

なので、1日休みです。

とはいっても朝の仕事がおわった12時〜翌日の14時45分までの間が休みなので今日も明日も仕事なのだ。2連休じゃないとまる1日お休みの日がない。

 

話が逸れてしまいました。

 

部屋の物色すると、冷蔵庫はやっすいビジネスホテルにある正方形の右上のコーナーに申し訳程度に冷凍スペースが仕切られたもの(アイスがかろうじて入るけど、絶対すぐ溶けるやつ)、テレビは久しぶりにこんな分厚いやつみたこれまた正方形のやつの上になんとか地デジ対応させるための長方形の機械がついたもの、布団1セットはぺたぺたの薄さ。

と、先にイマイチポイントを挙げたが、それを除けば間取りは1Rではあるが、バス・トイレが完全に別、独立洗面台付き、キッチンのシンクも広い、コンロも後付けで2口ある。台所もクローゼットの収納もしっかりある、何畳あるかは空間認識能力がやや低い自覚があるのでちょっとあれだがお風呂とかトイレを除くスペース(1Rなのでキッチン廊下を含むと)10畳以上は軽くありそうだ。

 ベランダもついていて洗濯干スペースもある。

窓からは雄大由布岳も望める。

 

わたしが東京の品川区で一人暮らししていた新築アパートは1K、独立洗面台付き、バストイレ別(脱衣場に洗面台とトイレあるスタイル)コンロ2口、クローゼット狭め、ネット回線付きで85000円だった。

 

東京の物件と比較してはいけないとわかっている。

 

が、この寮費光熱費がタダ…!!!

なんてことだ!!!!

 

さらに物色していくと歴代の住人からの置き土産の数々。

トイレットペーパー、洗濯用洗剤が複数、掃除用具(クイックルワイパー、マイペット、トイレ用掃除用具)、フライパン、鍋、ザル、ボール、包丁、まな板、カトラリー、お皿、お椀、紙皿、紙コップ、割り箸、スポンジ、食器用洗剤、虫退治グッズ、洗濯バサミ、洗濯干し、ハンガー多数。

 

だいたいのものは揃ってる。

ハンガーとかかさ張ったのにもってこなきゃよかった。

 

ざっと部屋の物色をしたらお腹が減ったのでとりあえず散策に繰り出す。

事前にランチ情報を検索していたのでお目当てのお店に。

にしても、アジア系外国人の多さよ!!!

 

広島、東京に住んでたから別にめずらしくもないけども。

それにしてもこの狭い範囲での割合。

圧倒的に日本人の方が少数派。

 

あれ…ここ…日本でしたっけ??

ってなるやつ。

(これはこの後、お部屋につくようになってかなりの日本人の方に言われた)

 

こんな地方にこんなにも外国人が多いなんて思ってなかったからほんとびっくりした。

え…てことはわたしの勤める旅館にも…?

いや、でもそこそこ高級宿だからな…

 

と思いつつ豊後牛のひつまぶしなるものを頂く。

 ん〜っま!!

 

お値段はするが、豊後牛の油の甘みがすごい!

ペロリでした♡

 そしてメインストリートをざっと散策して、寮から徒歩2分にあるドラックストアに。

(求人票には徒歩15分って書いてたけどな)

これがけっこーデカくて化粧品、食品〜文房具まで色々揃っている。

 

こんなことならあんな大荷物抱えてくることなんてなかった。

 

とりあえず、当面必要そうなお水とか今晩〜明日の食料とかを買い込む。

 寮に戻ってテレビをつける。

・・・?

 

あれ?5つしかチャンネルない?

しかもその内2つがNHK

 

え?このテレビがボロいから??

 

調べてみたら大分ではフジも日テレも同じ局で放送されるカオスのようだ。

ただでさえ東京から広島に帰ったときもNEWSが出る番組が放送しなかったりストレスだったのに。(広島はローカル番組がかなり強いのです)

つらい。

もう、あきらめた。

今の時代はtwitterとかYouTubeがあって助かったよ。

 

 

その日は明後日からの早起きに慣れるためにさっさと就寝。

基本的に夜型人間で朝がすこぶる弱いので盛大に遅刻しないかほんとに心配。

 

ペタペタの布団とまだ3月なのに毛布とかなく布団1枚で寒すぎる。

暖房つけて寝ました。光熱費かからないしな。

 

さて、いよいよ初出勤!

ようやく初出勤にこぎつけてビックリしたんですけど、

ここの旅館は仲居の社員さんが(ほぼ)いない。

(ほぼというのは、人手がどうしても足りないときに仲居やる人が1人いるだけ。どうやら以前はいたそうだが辞めたらしい。)

なので仲居さんは全員派遣さんでまわしている。

当然、教育も派遣さん派遣さんを教える。

 

…そんなことある!??

 カルチャーショック。

 

前職で進行管理の仕事をしていたので派遣さんに仕事振ったりのアレコレをしていたんだけど、考えられない。

派遣さんってとくにリゾバって短期でいなくなるような人が多いその旅館になんの責任も大した愛情もない人←に教育までさせるなんて。

教える方も同じ給料でそんなメンドクサイことなんてしたくないよね。

教育ってものすごく労力使うし、教育するからって自分のつく部屋数が軽減するわけどもなく。

 

わたしの派遣された旅館は思ったより若い人も多くて、24歳、26歳、27歳、29歳×2人(自分含む)、30代前半〜後半3人、40代以上1人の計9人。

まあ自分がちょうど中間くらいだろうか。

 

指導係は27歳の人。

 

初日は作務衣を着てお客さまのお部屋に入ることなく、ただ仕事がこんなものだよーという説明をしてもらった。

 

が、思ったよりやること多い!!!!!

覚えることばっかり(当たり前だけど)でびっくりした。

 

まずお部屋の割当てがされているので自分の担当のお部屋のチェック、お茶出しの準備、夕食のセットの準備、厨房で夕食に必要なお皿やカトラリー、お刺身に使う醤油皿を出して醤油を入れていったりの準備、翌日のお部屋のセット(タオルや浴衣、草履、アメニティー類)の準備。

これがまたややこしいのです。

このコースのこの食事にはこの食器っていう決まりがあるから始めはわけわかんない。

そうこうしている間にどんどんお客様が到着するので自分の担当のお客様がいらっしゃったら玄関でお出迎え、旅館、お部屋の案内、お部屋でお茶出し。

夕食、朝食の時間、アレルギーの有無などを聞いて厨房に伝える。

客室によっては本間(食事出す部屋)と別に控えの間があったりするのでそれだとお布団を先に敷かせてもらったり。

 

着物に着替えて、夕食の30分前にはお部屋にお邪魔してテーブルを夕食用にクロス引いたりお盆やなんやかんやをセットしに行く。

 

その間に、先付け、前菜を自分の担当の分を受け取って各パントリーに運び、食前酒やあらかじめ聞いておいたアルコール類の準備。

 

さらにはアメニティーセットをつくる(巾着にボディータオル、コットン、ヘアバンドなどをつめる)内職みたいな仕事や浴衣の帯をアイロンがけするなんて仕事もある。

 

そうこうしてたらお食事の時間。

ここからは戦争。

 

だいたい自分の担当する部屋は2部屋。

時間が同時スタートだと厨房と部屋とあっちいったりこっちいったり大変。

その時間に料理スタートの部屋が多いと自分の部屋の料理が順番待ちでなかなか上がらなかったりとかとか。

30分ズレだと1部屋の料理スタートしつつもう一方の部屋の夕食準備するからそれもそれで大変。

自分の担当の部屋が厨房から遠かったりするとまた移動距離がかなりあって時間もかかるし重たい料理を運ぶから体力的にもしんどい。

お酒を頼まれると各パントリーに全種類はないからやっぱり厨房にとりにいかなきゃいけなくて。

食べるの早いグループだとなおさら焦る。

小さいお子さんがいるのに夕食時間遅めにしてくると料理だしの途中でぐずっちゃうし。

こっちも早く料理出したいのは山々なんですけど、、、。

 

料理を出し切ったら着物から作務衣に着替えてお部屋の残ったお料理下げてお布団敷く。

終わったら各パントリーで食器洗い。

(だいたいの物は洗い場さんがやってくれるけど、食洗機にかけられないものやスプーンなどのカトラリー、グラス、お盆などは自分たちで洗う。そこそこの量がある。しかも温水は温泉だから洗剤とダブルで手がめちゃめちゃ荒れる…。)

パントリーで明日必要なおしぼりをウォーマーに入れてポットのお湯替えなどをしてようやく夜のお仕事終了。

 

初日終わった時間は22時。

クタクタ。

 

わけもわかわず終わりました。

 

翌朝、6時45分に出勤するために5時15分から10回にわたって目覚ましかけてなんとか5時50分に起床。さっさと準備して6時15分には寮を出た。

 

くっっっっっっそ眠い。

 

 

朝食の一番早い時間が7時30分。

 

出勤するとまず、自分のパントリーで朝食セットの準備。

朝食後のコーヒー出しの準備。

 

ここまでして厨房に行って朝食の料理を各部屋ごとのお盆に配っていく。

全てセットできたら各パントリーに持って行って朝食の30分前にお布団あげたり、朝食のテーブルセットにいく。

ちなみにさっき分けてもってきたのは冷食だけだから温かい食事はまた朝食スタート時間に厨房にとりにいくのだ。

 

朝はコースじゃなくてセットだからいっぺんにセットする品数も多いしなかなか大変。

更に自分たちが指定した時間に起きれない人たちもままいるので、こちらとしては2部屋あると先にこうしてこうして…という計算が全て狂うので大変だ。

 

朝食出しが終わったら食後に食器を下げてコーヒーを出して

(ってやってたら一方の部屋からも呼び出しきたりするんだよね)

 

その間にその日の夜の夕食セットの準備や下げたものの洗い物、シーツ交換のセットの準備。

リネンさんがクリーニングしたタオルやシーツなどをもってきてくれるのでそれを棚に戻したり、タオルを旅館流に畳み直す作業など。

やることはいっぱいだ。

 

お客様のご出発をお見送りしたらダッシュでお部屋に行きお片づけ。

急須や湯のみを洗って戻したり、ポットや水差しの交換。

お布団上げてなかったらここで上げて、使用済みのタオルやアメニティー、浴衣を回収。

その日のお客様に合わせてセットし直す。

部屋に座椅子や座布団、布団の数が足りなかったら他の部屋からかき集めて…

 

 

もちろん、清掃専門の人たちもたくさんいるの。

 

清掃員さんもいるのに仲居さんのやることの多さよ!

棲み分けがわからないヨ!!

 

まあそんなこんなでシフトのワンセット終了でございます。

昼の終わる時間は自分のもってる部屋の人が何時に出発するか。

これにかかっている。

 

初日はおわったの12時。

計12時間労働。

オツカレサマデシタ。

 

また2時間半後に出勤だよ。