やがてありふれた大人になっても ーそうだ!ワーホリいこう!ー
いまから1年と半年前。
2016年7月。
29歳の誕生日を迎えた。
転職して1年ちょっと。朝の8時30〜夜の22時。遅い時は0時近くまで。残業50時間。まあまあありがちな残業が多い会社。自分の仕事をしている人がいないから代わりがきかなくて有給休暇も使いづらい。人に気を遣いまくるから神経すり減る。その仕事をしてもその先にいる誰かになんの感慨もなく読まれているのかもわからないものをつくる。報われている感がない。そんなこと言ったってどんな会社勤めてもしんどいし、感謝されるためだけに働いているわけじゃない。甘っちょろいこと言ってるって言われるのも分かってる。
日本は我慢が美徳の文化。
週末倒れ込むように床に伏せて、月曜が近づくと憂鬱。ムダに真面目な性格だから繁忙期は気が気じゃなくて休日もふとした瞬間に仕事が気になる。遅くまで仕事して朝昼夜コンビニ弁当。夜はよくてスーパーのお惣菜か遅くまでやっているチェーン店での食事。家に帰ったらとりあえずソファにもたれて気付いたらいつの間にか寝てることも何度か。
残業代は出るけど家賃と食費に消えて行くし服や装飾品を買ってもすぐに気に入らなくなって断捨離の対象。
生きているのか死んでいるのかわからない。
自分の人生を生きていない感がすごかった。
日々の生活を大切に。小さな幸せに気付いて生きる。
そんなことは知識としては知っている。耳にタコだ!!
ふつうに周りの人たちには良くしてもらってたしそれなりにたのしくもやってた。
でも、わたしは毎日朝健康(病気ではないという意味での)で目が覚めて空が青いことだけでは感謝できないし、幸せだと満足できない。どうしようもなく我が儘な人間なんだ。
死んだように生きている場合じゃない
よし!ワーホリいこう^^!!
仲良かった職場の先輩に話した。
止めはしないけど、正直いい判断だとは思わない。
ワーホリ行ってなんの仕事するの?
帰ってきてその後はどうするの?
30過ぎてこれといったスキルもなくてそんな甘くないよ。
社長と面談した時も
ワーホリに行くのは経験にもなるしとてもいいことだと思うし、うらやましい。
でも、その後どうするかのビジョンに欠けているように思う。
たしかに。
心配してくれて本当にありがたい。愛を感じた。
(わたしだったらわざわざ助言するのが面倒なので”いいんじゃない!たのしそう!”で済ます)でも定年後にお金を残すために多少のことには目をつむって妥協して。結婚相手探して。自分を奮い起こして仕事して…そんな働いてそれで結局やりたいこともやれずに死んじゃったら?怖い!もちろん、そんなネガティブな要素ばっかじゃないのもわかってるし、たのしいお仕事や素敵な人みつけてはっぴーになれるかもしんない。でもあの時やっとけばなーって思いたくない。
ダメだったら、収穫がなかったら。別によくない?
自分には合わなかっただけだしそれを知れたことが成果。
ワーホリのその後なんてしっかり考てない。行ってみてなにかを感じてやりたいことがみつかるかもしれないし、別になにもみつからないままかもしれない。考えててもそんなん予定は未定がモットーだもんで。
なにか変わるかもしれないし、全然変わらないかも知れない。
でも。
やらないなんてないから
みなさまはじめまして。鼻です。
ブログネーム?は鼻にすることにしました。*3
前置きが長くなりましたが、そんなこんなで『死んだように生きている場合じゃない』『やらないなんてないから』と何度も何度も心の中で呪文のように唱えて、仕事を辞め、オーストラリアへとワーホリしに旅立つことにしました。
せっかくなので、文章として書き残こしておくことにします。
公開日記だな。
友人・知人はこのブログで生存確認してください。
気が向いたときに。
時間つぶしに。
鼻